先日ヤンリーピンという中国雲南省の舞踏家の「シャングリラ」という舞台を見
に行った。
「シャングリラ」は中国を代表するダンサー、ヤン・リーピンが中国各地の少数
民族を訪ね歩き、今や消滅しつつある各民族の舞踊や歌を採集し、それらを一大
エンターテインメントに仕立て上げた舞台。
ヤン・リーピン自らが踊る“月光”と“孔雀の精霊”は殊に評判を呼び、また彼
女が中国国内では「シャングリラ」の舞台には出演しないこともあり既に伝説と
化している。
「シャングリラ」の魅力はヤン・リーピンだけに限らない。
その魅力の大きな部分は各民族を訪ね歩いた彼女がスカウトした、本来は農民で
あったダンサーたちによる圧巻のパフォーマンス。
舞台上で次々と展開される歌や踊りは彼らの中で先祖代々受け継がれ、血となり
肉となっている正真正銘のオリジナル。
美しき少数民族の歌舞をありのままの形で伝えたい、文化である踊りや唄、精神
を生かし故郷の文化を伝えたい。
プロローグはすべての始まりは光と音。
そう人類の誕生を現すかのような「神鼓」と名づけられた太鼓と歌で始まり、圧
倒させられます。
雲南では雨がなかなか降らない地域。
雨を求め、あらん限りの声を張り上げ天へ、神へ祈りを捧げるシーンでは、本当
に雨が降っているかのような演習。力の限り打ち続け太鼓の音の振動で山の空気
を震わせ、雲をあつめていた。
ヤンリーピンのソロの月光は
影絵のような設定で、月の前で踊る。
美しいを通り過ぎて魅惑的だった。
そして、雲南は女性の国、女性が強いとも言われている。歌の歌詞が、
「太陽は休んでもいい、月も休んでもいい、でも女は休まない」
「地上に女がいなければ、そこに人類はない」
まさに、女ってすごい生き物だと改めて感じた。
そして、8メートルの竹を笛として鳴らす芸、男と女が対になって吹くことで、
陰と陽の合体を意味する大自然の調和の表現が素晴らしかった。
煙草入れの舞という男女の結びつきを動物や昆虫の生態になぞらえて、表現の難しい男女の性描写を見事に表現しており、感動した。
最後はヤンリーピンのソロ孔雀の精霊は嘘のような手の動き、孔雀が乗りうつっ
たかのような孤高の美しさ。
いやー、最後はただ自然に涙が出て、止まらなかった。
男と女、生命、自然に対する思い、体と声を使って目一杯表現する。
雲南の民族衣装や生活、生き方、昔から興味が私はとても好きです。
今回の舞台は、想像していた以上に素晴らしく、実際彼らのパフォーマンスぁらはものすごいパワーをもらった。
次いつあるか分かりませんが、これは生で見ていただきたい。
パンフの写真で分かりにくですが、是非次の機会があれば見に行ってほしいです。
世界にはまだまだ素晴らしいものがあるとしみじみ感じます。
この場所にいつか絶対行きたい。
自分の肌で感じにいきたい場所のひとつです。
いつか必ず行きたい。